第156話彼女はこれのプロ

「エミリー、おまえがその女の肩を持つってんなら、よほどの価値があるんだろうな! じゃなきゃ、ただの恩知らずだ。身内の兄貴より、よそ者を信じるってのか? 俺の言うことが信じられないなら、証拠を出させてみろよ」

「それか、もっといい。潔白だと証明できるやつを連れてこい!」

チェイスの言葉は、仲間たちに割り込む合図を与えた。連中は好き勝手に、意地の悪い茶々を投げ始める。

エミリーが「曲の盗作」の話を持ち出した瞬間、チェイスは面食らった。だが友人たちの嘲りが、失いかけた自信をすぐに呼び戻す。エミリーが証拠も証人も見つけられるはずがないと、彼は確信していた。その場にいるのは、彼の取り巻きか、彼に忠...

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